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免許返納に応じない高齢母があっさり受け入れてくれた方法

2022年12月17日

免許返納応じてくれない高齢母を説得できたわけは?

80代の高齢母に、車の運転免許の返納を勧めたのですが…

 

まだ乗れる!

おばあちゃん

 

と言って、なかなか応じてくれなかったんです…。

 

家族である実の娘や息子が言ったところで、「まだ運転できるのになんで返納しなきゃいけないの?」と言う強い気持ちやプライドがあるからなのか、拒否されてしまいました…。

 

この記事では、

  • 車が無ければ生活できない田舎
  • 80歳以上の高齢の親
  • 免許返納後の足はある

と言う条件の中で、

私の母が実際に

  1. 自主返納をした方法
  2. 免許返納の前に確認しておくべきこと
  3. 車がない生活で利用できるサービス

などをまとめています。

 

免許返納してくれない、説得できない…、と悩んでいる方の参考になれば幸いです。

 

免許返納に応じない高齢母があっさり受け入れてくれた方法

本人にしてみれば「できることをやるな」と言われるのは相当嫌なことでしょうし、買い物にも自由に行けなくなるのは「自由を奪われる」ことと同じなのだろうな、と言うのは良くわかるんです。

 

でも、高齢ドライバーの交通死亡事故を見るたびに「加害者になってしまったらどうしよう」と言う不安が心を大きく揺さぶりました。

 

幸い我が家では、父親の方が年下で車の運転には不安がないため、母が免許を返納しても送り迎えなどができますし、何より隣に私が住んでいるので、私が親の足になることができます。

 

でも

病院や買い物には私が連れて行くよ

と言っても難色を示すだけでした。

 

田舎暮らしでずっと車の運転して来た母親にとっては、「車の運転ができなくなること」と言うのは、今後の暮らし方が大きく変わる一大事なのですよね。

 

その事を考えると、頭ごなしに「免許返納して」とも言えないし、何度も言うのも申し訳なくて、こちらも辛くなってしまいました。

 

私から見て、母の運転はかなり安全運転でしたが、やはり80歳を超えれば認知機能は落ちてきますし、ちょっとしたアクシデントでパニックに陥ればブレーキとアクセルを間違えて…と言うことは十分考えられます。

 

「どうしたら良いのだろう?」と悩んでいる時に、たまたま我が家に訪れたのが地元の福祉協議会の方でした。「何かお変わりありませんか?」と定期的に訪ねてくるんです。

 

そこでふと思いたったんです、

第三者の言う事なら素直に聞くのでは?

と。

 

そこで、「親の免許返納を考えているけど受け入れてもらえないので、ちょこっとお話だけしてみてもらえませんか?」とお願いしてみたんです。

 

するとどうでしょう、母は簡単に話を受け入れ、あっという間に免許返納をしてくれたんです。

 

福祉協議会の方がどんな話をしたのか、具体的なことは聞いていないのですが、本当にありがたかったです。

 

もし同じように高齢のお母さんやお父さん、もしくは祖父や祖母が免許返納に応じてくれない、拒否される…と悩んでいるのであれば、代行と言うわけではないですが、説得を第三者にお願いしてみてはどうでしょうか。

 

ただし、強く言うタイプの方に頼むのは絶対にやめたほうが良いと思います。意地を張ってふて腐れてしまうと、何を言っても聞いてくれなくなってしまいます。

 

我が家では福祉協議会の方でしたが、他に地元でそういった活動をしている団体などがあれば、相談してみると何か解決策が見いだせるかもしれません。

 

免許返納をする前に確認しておくこと

運転免許を自主返納した後、高齢の親に足がなくなり不便になることは間違いありません。そのため、免許返納をする前に移動する手段については解決しておくことが大事かなと思います。

 

移動手段をどうするのか?

車で出かける場所と言えば、

  1. 買い物
  2. 病院
  3. 役場

などが当てはまると思います。

 

近くに近親者などが住んでいない場合、移動手段としては

  • バス
  • タクシー
  • シニアカー
  • バイク
  • 自転車
  • 徒歩

があげられますが、住んでいる地域によってはバスが無いところも多々あると思います。

 

実際に私の実家には路線バスは廃止されていてありませんし、歩いていける距離に病院もありません。

 

高齢者にはタクシーが便利だと思いますが、毎回タクシーを使うにはお金が掛かりすぎるので現実的ではありませんよね。

 

個人的に、80歳以上の高齢者は月に数回タクシー代が無料になるとか、そんな仕組みがあったら良いのになぁと思ったりします。

 

シニアカーは長距離移動には向いていないですし、危険が多いですね。バイクは高齢者には向いていないですし、自転車も同じでしょうか。

 

買い物は食材宅配や通販を利用する

買い物については、車で巡回するサービスをしているスーパーがあると良いですね。なければ、食材の宅配サービスを利用するのも良いと思います。

 

私の家の周りでは、パルシステムを利用している高齢者がとても多くてびっくりしました。ヨシケイもとても便利で、料理が苦手は私は良く利用しています。

 

パルシステムの良いところは、食材だけでなく衣料品や雑貨など、ありとあらゆるものをお届けしてくれるところです。注文も簡単ですよ。

 

食材だけあっても余ってしまう…と言う場合に便利なのはヨシケイです。その日の献立の分のみの食材が届くので、無駄がありません。献立も考えなくて良いと言うのが、私にはとても合っています。

 

地域別・自主返納の特典

地域によって、免許の自主返納をした方には特典がついてくるようになっています。

 

お得にお買い物ができたり、銀行の金利が上乗せされたりとその内容は様々。

  • タクシー乗車料金10パーセント割引
  • お買い物10%割引
  • 路線バス1年間乗り放題
  • デパートの配送料無料

など、あまり強力な特典はないのですが、自主返納するのであれば受けておいたほうが良さそうです。

 

特典を受けるには、免許返納時に申請をして「運転経歴証明書」を手に入れる必要があります。これは身分証明書にもなりますので、必ず取得しておきましょう。

 

高齢者の免許返納まとめ

高齢者の親に免許返納を勧めても応じてくれない場合、家族ではなく

  • 第三者の手を借りる

ことで解決できました。

 

誰でもうまくいく方法と言うわけではありませんが、

  • 車のディーラーに話してもらった
  • 近所のお巡りさんと話をした
  • 孫に説得してもらった

など、人によって様々な方法で免許返納してもらったと言う声もあります。

 

身内の声には耳を傾けなくても、第三者だと言うことを聞いてくれることも良くあるので、検討してみてはいかがでしょうか。

 



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