子供のマイナンバーカードの受け取りがめんどくさいのをご存知ですか?
私は息子のマイナンバーカードを申請し、町役場へ取りに行くことにしたのですが、かなりめんどくさい事実に直面しました!
この記事では、実際に子供のマイナンバーカードを受け取って来た時の、超絶めんどくさかった事すべてと、受け取りの際の注意事項も加えてまとめています。
これから、子供(小学生・中学生)のマイナンバーカードを作ろうと思ってる、又は受け取りに行くだけ、と言う方は必読です!
子供のマイナンバーカード受け取りがめんどくさい理由
15歳未満の小学生・中学生のマイナンバーカードの受け取りが、本当にめんどくさいんです!
理由①親だけで受け取りに行けない
子供(15歳以下の小学生、中高生)のマイナンバーカードの受け取りには、原則、法定代理人が同行しなければならないと言う決まりになっています。
母親や父親だけが市役所の窓口へ行っても、子供のマイナンバーカードは受け取れないと言うルールなんです。逆に子供だけで受け取ることもできないので、必ず親が同伴する形です。
と言うことは、平日に学校が終わってからか、わざわざ子供に学校を休ませて行くしかありません。
未就学児は親だけで良いのに、なぜ小中学生はダメなのか…。
ただ、この事はかなり問題になり、各自治体によって対応が異なって来ました。京都市・横浜市などでは、親だけでも受け取れるように配慮されています。
ご自身の自治体ではどうなのか?必ずマイナンバーカード受け取りに関する自治体のホームページをチェックしてみましょう。
マイナンバーカードの公式サイトでは、2023年7月現在でも以下のように書かれています。
マイナンバーカードは、原則としてご本人へのお渡しになりますが、15歳未満の方や成年被後見人の方には、必ず法定代理人が同行してください。
引用元:マイナンバーカード総合サイト URL:https://www.kojinbango-card.go.jp/faq_documents5/
そんなわけで、我が家では息子の学習発表会の振替日があったので、その日に行くことにしました。
理由②子供の代理人になる条件が厳しい
マイナンバーカードは原則、申請者本人が受け取ることができるのですが、本人がやむを得ない理由により市役所へ行けない場合は、代理人に受け取りを委任できることになっています。
子供には学校があるのだから窓口へ行けない理由になるよね!と思ったのですが、そう甘くはありませんでした。自治体のHPには、
「学業・通学」は窓口へ受け取りに来れない理由にはなりません
と記載されていたんです。
学校が終わってから部活や塾や習い事がある子もいるし、それに合わせて親も仕事を休まなければならないし、と考えると本当にめんどくさいなと、呆れてしまいました。
もうこうなったら、子供を何が何でも窓口に連れて行く方法を考えなくっちゃ!と言うことになりますね…。
ただ、このルールも自治体によって緩和されているので、一度検索してみることをおすすめします。
川口市では子供は来庁が困難であると認められているので、親だけで受け取れるようになっています。
理由③本人確認書類を揃えるのがめんどくさい
15歳以下の学生は、マイナンバーカードを受け取る際に必要な、本人確認書類が煩雑でめんどくさいです!
なぜならば、基本的に本人確認に必要な書類は「写真付きのもの」に限られています。大人なら免許証やパスポートなどがありますが、小学生以下の子供に、写真付きの書類なんて普通はありませんよね。
そうなると、子供の本人確認に必要な書類は、以下の2種類を揃えなければなりません。
※氏名+生年月日、または氏名+住所が記載されているもの
- 健康保険証
- 年金手帳
- 医療費受給者証
- 学生証
上記の他にも、自治体によっては貯金通帳や学校名が記載された書類、母子手帳など、対象になる書類が異なります。
我が家では健康保険証と医療費受給者証の2点と、親(代理権)の身分証明証(本人確認)として、運転免許証を持って行きました。
2点揃えられない場合は、新しく導入された個人番号カード顔写真証明書に必要事項を記入して子供の写真を貼れば、本人確認書類の1点として使えるようになりました(書類はHPよりダウンロードするか、窓口にてもらえるようです)。
理由④受け取り手続きに時間がかかる
マイナンバーカードの受け取り窓口では、本人確認などをした後に、指定した4桁の暗証番号を登録する作業があります。
その後、暗証番号が使えるかどうかのテストを行い、正常に暗証番号が機能すれば確認作業は完了です。
最後に、マイナンバーカードの有効期限やカードを紛失した場合の手続き、カードの保管方法など、色んな説明を受けてようやくカードをもらって終了となります。
ここまでトータルで30分ぐらいかかりました。
田舎の役場でしたが、私達以外には誰もいない状況でも30分ほど。混雑している時なら、待ち時間も合わせたら1時間は覚悟しておいた方が良さそうですね。
また、子供が飽きないようにマンガ本など、静かに時間つぶしができるグッズを持って行きましょう。
理由⑤受け取り予約システムが無い
大きな自治体にはマイナンバーカードの受け取り予約システムと言うものがありますが、私が住んでいる自治体にはそのような便利なものは存在しません。
人口が少ないから仕方ないですが、やっぱり予約システムがあるのと無いのとでは時間の取られ方が違いますよね。
大人も子供も関係ありませんが、予約システムが無い自治体の場合は、めんどくさくても地道に並んで受け取りを待つしかありませんね。
子供のマイナンバーカード受け取りに必要なものと注意事項
子供のマイナンバーカードを受け取るために必要なものは、役場から送られてきた【マイナンバーカード交付通知書・電子証明書発行通知書】に記載されています。
- 交付通知書・電子証明発行通知書
- 通知カード・住民基本台帳カード・マイナンバーカード(いずれか)
- 本人確認書類
①マイナンバーカード交付通知書
【マイナンバーカード交付通知書・電子証明書発行通知書】には、マイナンバーカードに利用する4つの暗証番号を記入する必要があります。
- 署名用電子証明書暗証番号(大文字英字)
- 利用者証明用電子証明書暗証番号(数字4桁)
- 住民基本台帳用暗証番号(数字4桁)
- 券面事項入力補助用暗証番号(数字4桁)
15歳未満の場合、①の署名用電子証明書暗証番号は利用しないので空欄にしておきましょう。
私は間違って記入して行ってしまい、2重線で訂正(削除)しました。その際、訂正印が必要になることもあるので要注意です。私は印鑑を持って行かなかったのですが、大丈夫でした。
②③④は同じ数字で良いですし、親と同じでも大丈夫です。私は忘れないように、自分と同じ4桁の数字にしておきました。
②通知カード
通知カードは持っている人だけで大丈夫です。
我が家では、以前から写真無しの【通知カード】のみを作成していましたが、全く利用することは無く必要性も感じなかったんです。
でも、そろそろ写真入りのマイナンバーカードを作ってもいいかな?と思うようになり、スマホから申請だけしていました。
町役場から【マイナンバーカード交付通知書・電子証明書発行通知書】が届いたので、母親である私が平日の昼間に受け取りに行けばいいなと思っていました。
ところが、子供が一緒じゃないとダメだとわかり、めんどくさすぎる!と、しばらくは放置していたんです。
③子供の本人確認書類
子供本人の本人確認書類に使えるのが以下のものです。
- 住民基本台帳カード(写真付き)
- パスポート
- 身体障がい者手帳
- 療育手帳
- 精神障がい者保健福祉手帳(写真付き)
15歳未満でパスポートや住基カードを持っている方は少ないのではないでしょうか。上記の書類を持っていない場合は、先程もお伝えしたように、以下の書類から2点を揃える必要があります。
- 健康保険証
- 年金手帳
- 医療費受給者証
- 学生証
- 個人番号カード顔写真証明書
④注意事項
注意事項としては、書類に不備があった場合の事を考えて、認印(ハンコ)を持って行っておくと良いでしょう。
わざわざ仕事を休んで窓口まで行ったのに、不備などでマイナンバーカードを受け取れなかったら時間を無駄にしてしまいます。
子供だけでなく、自分の身分証明書も忘れずにお持ち下さいね!
それと、暗証番号は親と同じにしておくのがわかりやすいのでオススメです。
子供のマイナポイントは親と同じ決済サービスは登録できない
子供のマイナンバーカードを取得したら、次にやるのはマイナポイントですね。2023年9月まで期限が延長されています。
こちらも、マイナンバーカード同様、ポイントの受け取りがめんどくさかったです。その理由は、親と同じ決済サービスが使えないから。
クレジットカードも電子マネーも、決済サービスは色々と使っているので選択肢はあるのですが、良く使っているところで受け取りたいですよね。
なので、チャージ不要で翌日~2日以内にはマイナポイントが付与された【PayPay】を使いたかったんですが、私が利用してしまったのでダメでした…。
まだPayPayを利用していない場合は、本当に楽チンなのでマイナポイント受け取りに利用してみてくださいね。
PayPayが使えないとなると、
- チャージの必要な電子マネー
- 付与されるのが1ヶ月以上後になるクレカ
しか選択肢がないんです(>ω<)
悩んで悩んで悩んだ末、付与されるのが早いチャージタイプを選びました。
めんどくさがりやな私はチャージが大嫌いです。残高を気にしないで買い物をしたいので、クレカかQUICPay、もしくはクレカを登録できるPayPayを主に使っていました。
しかしそれらすべてが全滅なので、ちょいちょい使っているauPAYに2万円をチャージして、子供の分のマイナポイントをゲットすることに。
- 新規取得で5,000円
- 健康保険証利用申込で7,500円
- 公金受取口座登録で7,500円
もらえるのはこの3つ。
①は申し込んだその日のうちに残高に付与されました。②と③は翌日~翌々日にもらえます。マイナポータルで登録申し込みをするのをお忘れなく!
申込み状況はマイナポイントアプリから確認することが可能です。
ここまで、何かとめんどくさい子供のマイナンバーカードの受け取りでしたが、20,000円無事にゲットしました。
子供のマイナンバーカード受け取りがめんどくさいまとめ
子供のマイナンバーカードの受け取りは、15歳未満の学生の場合、原則、本人が窓口へ行かなければならないのがめんどくさいです。
そもそも子供のマイナンバーカードのメリット・デメリットって?と言う方はこちらもチェック
ただし、自治体によっては代理の親だけでも受け取れるようになって来ていますので、お住まいの各市町村のホームページで確認してから行くようにしましょう。